梅雨の合間に運よく晴れ間がのぞいたこの日、那須岳を目指して登山に出かけました。那須岳は、栃木県北部に広がる那須連山の総称で、今回は主峰・茶臼岳と北に位置する朝日岳を巡るルートに挑戦しました。

出発は少しゆっくりめ。峠の茶屋駐車場に到着したのは朝7時半。しかし、すでに満車。
下の駐車場も空きがなく、しばらく車を走らせていたところ、ちょうど1台分のスペースが空き、20分ほどでようやく駐車できました。
聞けば朝4時にはすでに満車だったとのことで、登山人気の高さに驚きました。

この日はロープウェイを使わず、峠の茶屋登山口からスタート。最初の目的地は、茶臼岳と朝日岳の分岐点でもある峰の茶屋。登山道を登っていくと、途中で見晴らしのいい場所もあり、思わず足を止めてしまいます。
峰の茶屋で一息ついたあとは、朝日岳へ。途中には鎖場もあり、適度なスリルもあって登っていて楽しいルートでした。
朝日岳山頂でのお昼は、持参したカップラーメン。山の空気と一緒に味わうラーメンは、格別でした。


食後は来た道を戻り、峰の茶屋を経由して茶臼岳へ。中腹を歩いていると、突然「ゴロゴロ…」という不穏な音が。右側の斜面から、大きな石が転がり落ちてきました。とっさに「石だ、逃げろー!」と声を上げて走り出したものの、前方にも石が転がってくる事態に。すぐに反転して後方へ逃げると、そちらにも石が…結果的に、運よくすぐ手前の岩に石がぶつかって止まり、事なきを得ましたが、本当に肝を冷やしました。


その後は無事に茶臼岳山頂に到着。少し雲が広がってきたものの、風が心地よく、見晴らしも十分で、山頂ならではの空気をゆっくりと味わいました。
帰り道も慎重に下山し、無事に登山を終えました。
自然の美しさと、その裏にある厳しさの両方を感じた一日でした。